
この宗達の国宝屏風絵は京都の建仁寺というお寺にあり、その寺は実は私の家から歩いて15分くらいのところにあるのだった(その事実を長いこと知らなかった。というか、建仁寺という寺を知らなかったのである)。
ゴールデン・ウィークに建仁寺がこの屏風を一般公開したのを私は見てきた。
雨の中を案内してくれたおとん、ありがとう。
なぜこの絵が好きかというと、風の神様、雷の神様がそれぞれ何となく愛嬌があり、とてもかわいい。
おへそを出しているが、そのおへそのばつ印がなんともユーモラスである。
というわけで、このふたり(?)のかわいらしさ、愛らしさがたまらないのである。
なお、風神は風の神様として、CMでも有名(?)。
こちら、尾形光琳の「雷神」。
宗達の「風神・雷神」は、琳派のスタンダードとなり、琳派でこの図が代々受け継がれて行った。
やはり京都の光琳がこの図を写したが、シブい宗達に比べ、華麗な色彩で迫る。
しかし「写し」でこれだけの完成度を持つのはさすが光琳である。
追記 01/6
この文章を書いたのは99年の秋頃だったと思う
アップしたのはさらにそのだいぶあとだったが父と行った建仁寺
その頃、ゴールデンウィークに休むことが出来て、その休日、無為に過ごすことが忍びなくて、ちょうど公開される風神・雷神を、母に見に行こうと前から言っていたのだった。しかし、急遽田舎から親戚が来ることになって、母が行くことが出来なくなった。
私は、すごく失望して、ふくれつらで、行くと言っていたのに…
となじった。すると母は、おとうちゃんと行って来たら、と言う。
父はうそ寝していて、そんなん、行かん、と言っていた。
めんどくさい、と言って。でも、やおら起き出して、そんなら行こか、と言ってくれた。
その日は小雨が降って、傘をさして、私たちは歩いて建仁寺まで行ったのだった。
道すがら、いつものように、父はここは○○や…とあれこれ私に解説してくれる。
帰りには、永楽屋へ寄って、甘いものを奢ってもらった。四条で寄り道するからと、私は父に一人で家へ帰ってもらい、残った私は四条で、一人気ままにぶらぶらしたのだった。
何て、自分勝手な私(笑)。今から思うと、本当に悪かったなあと。
というか、わがままばっかり。だけど、ああして二人であんな所に行ったのは、初めてで、最後だった。
行っておいて、良かったなあ。
そう思う。
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