Book Maniacs

何となく新潮文庫 03/1/29

ちはやふる奥の細道
W.C.フラナガン著 小林信彦訳
文庫版1988

小林信彦の他の本は唐獅子シリーズしか読んだことがないが、この「ちはやふる」は文句のつけようのない傑作である。
芭蕉を知らない人はおまけにこの本で芭蕉を勉強出来る(ほんとか)。

「野ざらし紀行」の旅のくだりがいつのまにか落語の「野ざらし」にすりかわっているところなど特に見事。
「旅に病んで」の句を弟子に解説するくだりはとてもパロディとは思えない。

文庫版2002年

この本は茂木大輔の最良の本ではない。もっとほかに素晴らしいエッセイもあるのだが行方不明のため、身近にあったこの本を載せる。

茂木大輔は、かのN響の首席オーボエ奏者。またエッセイもよくし、評判である。
その文体が何となく山下洋輔風だなあと思っていたら、本人は山下洋輔を尊敬しているそうだ。名前も何となく似ている。

三谷幸喜絶賛とあるが、「オケピ」はこの本からヒントを得たのかもしれない。

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